フジテレビが昼の「バイキングMore」終了を受けて2022年4月からスタートする新番組「ポップ UP!」。
バイキングの時事問題を中心とした討論スタイルからガラリを趣を変えて、情報番組として新たなスタートを切るということです。
「ポップ UP!」はバイキングを超えるか?
新番組ということで4月4日(月)からスタートする「ポップ UP!」ですが、気になるのは目新しさを感じない番組コンセプトと、局アナ(佐野瑞樹アナ・山崎夕貴アナ)中心で番組を進行するという、前時代的な試みです。
フジテレビ編成部長の話
この編成部長のコメントを読んで、「これってヒルナンデスじゃんw」って感じた方も多いはずです。
この記事を書いている時点で、実際に番組が始まっていないので何とも言えない部分はありますが、コンセプトは裏番組のヒルナンデスにしか見えません。さらに、
もう視聴者が求めるもの気になるものを片っ端から放送しちゃえば、視聴者はきっと見てくれるハズ!とでも言いたいのでしょうか?時事ニュース以外は、手当たり次第に首を突っ込むようです。
裏のヒルナンデスはバラエティー色を強めにして、若者や主婦を中心とした層に的を絞っているのに対して、バイキングはMC坂上忍の時に感情丸出しでニュースに切れ込むスタイルは、昼のバラエティ番組に飽き飽きしてた層に支持されていました。
言ってみれば、ヒルナンデスとバイキングでは住み分けが出来ていたのですが、同じ情報バラエティとなると、支持層が厚いヒルナンデスに対抗するのは至難の技ではないでしょうか?
MCに局アナを起用したワケ
メインMCにはフジテレビの局アナである佐野瑞樹アナと山崎夕貴アナが勤めることが発表されています。
ちなみに番組スタート時の二人の年齢は、佐野アナが50歳で山崎アナが34歳となっています。このMCの年齢というのが一つの指標になっていて、ヒルナンデスよりは年齢層高めに設定して競合を避けようとしているようです。
番組の色合いとしては局アナMCということで、落ち着いた進行になるでしょう。ただ、これは情報番組としては前時代では当たり前で、そこからタレントの吸引力を利用して、局アナではなくタレントがMCを務めるようになりました。
ただ、フジテレビの場合は別の事情もありそうで、昨今マスコミにリークされた「早期退職者募集」といったネガティブな側面もあって、タレントに高額な経費を使うことができなくなっているという見方もできます。
「ポップ UP!」の視聴率予想
番組というよりもテレビ局が一番気に指標が「視聴率」ですね。この数字一つで、番組が続いたり早期打ち切りという判断が下されます。
もちろんバイキングのように、番組名はそのままで内容や出演者を改変させることも普通にあります。
そこで、まずは日替わりの出演者を見ていきましょう。
月曜:小泉孝太郎
火曜:三浦翔平
水曜:おぎやはぎ(小木博明、矢作 兼)
木曜:髙嶋政宏
金曜:吉村 崇(平成ノブシコブシ)
月曜:佐藤仁美
火曜:アンミカ 福田麻貴(3時のヒロイン)
水曜:調整中
木曜:小倉優子
金曜:高岡早紀
曜日ごとに、「パーソナリティ」と「ゲスト」がありようですけど、パーソナリティというのはコーナーを進行するという意味かと思います。だとすれば、ゲストというのは「コメンテーター」という位置づけになるのでしょう。
具体的に出演者を見ていると、いろんなジャンルのバラエティーに富んだ布陣で、中でも高岡早紀はどんな感じなんでしょうね?まあ、こんな感想を持たせることが番組の狙いでしょうけど(笑)。
さて、この出演者で確たる視聴率を持っているタレントさんは、ハッキリ言っていません。となると、番組の発信力と企画力の力勝負ということになります。
当面は様子見ということで、視聴率は高止まりすると思いますが、2週3週と回を重ねるごとに本来の視聴率が出てくるでしょう。
悪ければ、9月で打ち切り・・・かも。
バイキングMOREが突然終了したワケ
バイキングMOREが3月で終了するのは、MCの坂上忍がかねてより構想していた動物関連の事業に取り組むため、番組MCを降りることを決めたことにあります。
もちろん坂上以外のMCで番組継続という判断もあったと思いますが、良くも悪くも坂上忍のキャラを生かした毒舌トーク番組だったので、坂上抜きでの番組成立は難しかったのだと思います。
ならばと、新番組を立ち上げたのが「ポップ UP!」というワケですが、まさか情報番組で勝負するとは思いませんでした。しかも番組の放送時間はバイキングMOREと同じ、昼の3時間!
ネタは続くんでしょうか?心配です。
コメント